「 子供が野菜を食べません。どうしてでしょうか?」
こういった相談を受けました。
お話をうかがうと
特に苦い野菜が苦手なようです。
皆様はどう思われますか?
◆ 苦い野菜が苦手なメカニズム。
人の味覚センサーは
合計33種類あるようです。
それぞれの味覚センサーの数は、
・甘味 1種類
・塩味 2種類
・酸味 2種類
・旨味 3種類
・苦味 25種類
なんと、
苦みは25種類です。
全体の75%は苦味を感じるようになっています。
ですので
食材に含まれるちょっとした苦味でも
超敏感に感じてしまうように
人間の体はできています。
なぜ苦味を感じるように
人間の体は作られているのでしょうか?
その理由としては
苦味の食材には「自然毒」が含まれている可能性が高いからです。
その毒を避けるために
苦味に対して敏感に進化したと言われています。
◆もっと具体的なメカニズム
人間の本能には
「苦み=毒」と感じる
防御システムがあるようです。
子供は特に
苦味に関する経験が少ないため
本能のまま毒物と感じるようです。
一方大人は
ビールや食材などを通して
苦味は毒ではないという経験を積んでおります。
その結果
理性の力を使って苦味は毒ではないという
記憶が上塗りされております。
苦味が好きになるには
経験が必要だという事らしいです。
本日は苦味に関するお話でした。
参考にしていただけると嬉しいです(#^^#)